地震の前兆

【2020年4月現在】地震の前兆か? 日本各地でUFOの目撃報告が相次ぐ


世界各国で火球や奇妙な飛行物体の目撃が相次いでいるのと合わせて、日本でも各地でUFOらしき発光体の目撃報告が相次いでいる。
これらは飛行機や流星などの誤認なのか。それとも地震の前兆なのか。それとも宇宙人を乗せた宇宙船なのか。Twitter上に投稿された動画や画像などから、目撃報告をお届けする。

▼目次
回転する発光体や不可思議な動きをする発光体が目撃されている
地震の前兆としての発光体の目撃は古来から

回転する発光体や不可思議な動きをする発光体が目撃されている

2020年4月下旬、Twitter上でUFOの目撃報告が相次いでいる。
UFOの目撃報告の多くが、航空機など既知の人工物体、遠方のサーチライトや自然物(天体・雲・鳥など)の誤認とされているが、Twitter上に投稿されている動画・画像を見る限り、誤認と言い切るのも躊躇するものも散見される。

観測された地域は関東から九州まで幅広い。なかには最近地震が頻発している長野からの投稿も見受けられる。

地震の前兆としての発光体の目撃は古来から

では、これらの現象の正体は一体何なのだろうか。
考えやすいのは、飛行機や人工衛星、気球などの飛行物だ。
多くのUFO目撃報告がこれらの誤認とされている。
だが、これだけ多くの情報に触れられる現在、目撃者たちは「なにか通常の飛行機や人工衛星などとは違うなにか」と感じたからこそ、わざわざ動画や写真に残してTwitterに投稿している。
実際、投稿されている動画を確認すると、奇妙な回転をしながらその場に留まっている光体や、不規則な動きを見せる光体など、一般的な飛行物だと断定するのもためらわれる。

「4月こと座流星群」の接近による流星や火球ではないか、と予想することもできる。
実際、2020年の「4月こと座流星群」のピークは4月22日の深夜から翌朝にかけて。時期的にもぴったり符合する。
現在、日本各地で報告されている謎の発行体の正体のうちのいくつかは、流星や火球と考えられるかもしれない。

奇妙な発光現象といえば、巨大地震との関連も考えられる。
2016年に発生した熊本地震では、本震の2週間前に震源となった益城町で原因不明の発光体が目撃されている。

発光体の目撃報告を報道する「大阪スポーツ」

地震の前兆として宏観異常現象があると言われている。
そのひとつに発光現象が起こることは、最近広く知られるようになってきた。
最近では2011年の東日本大震災や2018年の北海道胆振東部地震でも目撃されている。

地震の前兆として、空に白または色つきの謎めいた光の球が現れる。
それらは地震の発生前、ときには発生中にも出現し、虹色の光や炎に見えることもある。また、何時間にもわたって消えないことも珍しくない。

この地震の前兆としての発光体の存在は、1900年代にイタリアの司祭が文書として公表している。
その文献によると、最古の目撃例は紀元前89年にまでさかのぼるという。
「Seismological Research Letters」誌に発表された研究論文によると、研究者たちは地震発光現象を、垂直に近い断層等において、地面が引っ張られる際に、応力によって生じる電流が地表に向けて解放されることで発生すると考えられている。

2011年に発生したニュージーランド地震で撮影された画像を集めた動画

目撃された発光体が、飛行機などの誤認なのか、地震の前兆現象なのか、それとも本当にUFOなのか、その真実はわからない。
たしかなのは、現在「日本各地で奇妙な発光体の目撃が頻発している」という事実だけだ。