アトランタで奇妙な昆虫が撮影され話題を集めている。この奇妙な昆虫が地面をのたうち回っている映像はYouTubeで公開され、その正体について議論が交わされたが、誰も正確な種類を同定できずにいる。新種か? それとも突然変異か?
新種? 突然変異? 学者にもわからない正体不明の昆虫
アメリカのジョージア州アトランタに住むニコール・ドクター氏は、犬の散歩をしていると、奇妙な生き物を発見した。
その奇妙な昆虫は、長い緑色の体、折りたたまれた翼、その頭から突き出た長いを持っており、彼女がこれまでに見たことがない形状をしていた。
「その虫は激しく動き回っていました。近づいてよく見てみると、虫の背中をアリが這っているのに気が付きました。その虫を食べようとしていたのでしょう」(ドクター氏)
彼女はすぐさまスマートフォンを出して、コンクリートの上を這い回る奇妙な生物を撮影した。
実際の映像がこれだ。
「その目は頭の側面から突き出ており、ハンマーヘッドというサメにそっくりでした。羽根は地面を沿って引きずって歩く姿は、突然変異したトンボのように見えました」(ドクター氏)
撮影された映像はSNSで公開され、数千人が目撃。この昆虫の正体について議論が交わされた。
昆虫に詳しいあるSNSユーザーは「おそらくドブソンフライ(ヘビトンボ)の一種だろう」と結論づけた。
フロリダ大学の昆虫同定研究室のライル・バス氏は語る。
「この昆虫は確かに東部のドブソンフライによく似ています。ですが、正確には分かりません」
この謎の昆虫は、ドクター氏が次の日に再び同じ場所を通ったときには、すでに姿を消していたという。