ブルガリアの伝説的な予言者、ババ・ヴァンガ。彼女はこれまで多くの予言を残し、的中させてきた。そのババが、1970年代に残した予言のなかに「新型コロナウイルスの世界的な蔓延」と「収束後の世界を襲う未曾有の大恐慌」について触れたものがあるとして、話題を集めている。
▼目次
2020年は未曾有の大恐慌が訪れる
ババ・ヴァンガが的中させてきた「予言」の数々
2020年は未曾有の大恐慌が訪れる
ブルガリアの伝説の預言者、ババ・ヴァンガが1970年代に残したとされる予言がいま、的中しようとしている。
イギリスのEU離脱と新型コロナウイルスの影響によって、ヨーロッパを中心に世界を大規模な不況に陥ることはほぼ確実だ。
ババは、この事態を1970年代に予言していたという。
生前ババは、アメリカの9.11やロシアの潜水艦クルスク号の沈没、ISISの台頭、2004年のインド洋地震、そしてイギリスのEU離脱を予言、的中させたとされている。
そのババが、1970年代に残したとされる予言で、イギリスがEUを離脱した直後、大恐慌が訪れると語っているという。
経済の崩壊は、感染拡大を防ぐため、世界各国で店舗や企業が閉鎖を余儀なくされていることによって、促進されている。
IMFは、新型コロナウイルスの大流行によって引き起こされた「大規模なロックダウン不況」は、1920年代の大恐慌以来、もっとも急峻なものになると予測している。
ウイルスの蔓延以来の最初の世界経済見通し報告書で、IMFは「世界の国内総生産は今年3%縮小する」との見通しを出した。
この数字は、2009年のリーマンショックを大きく上回る衝撃となる。
ババ・ヴァンガが的中させてきた「予言」の数々
これまでババは、多くの予言を的中させてきたとされている。
有名な予言のひとつが2001年のアメリカ同時多発テロ事件だろう。
1989年、ババは「アメリカが『2つの鋼鉄の鳥』の攻撃に襲われる」というビジョンを見た。
ババは周囲の人物に「怖い怖い! アメリカの兄弟たちが攻撃されて倒れてしまう。アメリカの兄弟たちは鉄の鳥に襲われて倒れる。狼は茂みの中で吠え、罪のない血が流れることになる」と語っている。
実際に、アメリカ同時多発テロ事件では、「2つの鋼鉄の鳥=飛行機」が、ワールドトレードセンターに突撃し、その影響でビルが崩落する映像は全世界に大きな衝撃を与えた。
ババはまた、2010年の「アラブの春」に続く、イスラム過激派のヨーロッパ侵攻についても予言している。これはイスラム国の台頭を指しているとされる。
そのほかにも、28万人以上の死者を出した2004年のスマトラ島沖地震やバラク・オバマの大統領当選を的中させている。
日本においても、2011年の東日本大震災やそれに伴う福島第一原子力発電所事故も見通していたという。
これから訪れるであろう、未曾有の大恐慌以外にも、ババは将来についての予言を残している。
アメリカのドナルド・トランプ大統領が2020年に「謎の病気」にかかり、耳が聞こえなくなり、脳腫瘍を患らうという予言。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が、国内で暗殺されるという予言。ロシアには、その他にも隕石が落ちるという不穏な予言も残している。
また、津波がふたたびアジアを襲うとの予言もある。
多くの予言を残し、ババは1996年に亡くなっている。
いまも多くの信者たちがババを信奉している。
ブルガリアの予知学研究所の元所長であるゲオルギー・ロザノフ教授は「ババの予言は85%の確率で当たっている」と、その予言の精度の高さを絶賛している。
新型コロナウイルス後の世界が未曾有の大恐慌に襲われることは、予言者ではない我々にも容易に想像がつく。
しかし、この事態を50年前に予測していたとしたら?
またしても、予言者ババ・ヴァンガの「伝説」がひとつ、増えることになりそうだ。